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絵本の特殊能力「古くならない」。「はらぺこあおむし」で絵本の世界になった沖縄フルーツランド「トロピカル王国物語」の話。

最終更新: 6月7日

note/安里博樹より

https://note.com/hiroki_asato/n/nee55f52f646f



沖縄フルーツランド「トロピカル王国物語」は フルーツ魔法や秘密に囲まれた世界を冒険するテーマパークです。

その世界観の基本コンセプトは「絵本」です。

今回は、トロピカル王国物語が 絵本の世界になったきっかけのお話しです。

2012年の制作当初「絵本」の設定ではありませんでした。 トロピカル王国物語は、物語の基本設定の制作と並行して 現実空間の創り込みを行ってきました。

基本設定の中で、悩んだのが「キャラクター」の選定です。

まず、キャラクター募集にあたっては、物語を読んでいただき、 それぞれのイメージ案を出していただきました。 イラストレーターさんや作家さんなどから たくさんのご提案を頂きました。 どれも素晴らしい作品ばかりです。



その中から3点ほどに絞りました。

1「アニメのポケモン風」 2「可愛いイラスト風」 3「絵本風」

さて、その中から一点を決めなければいけません。 検討期間は、数週間あったのですが、 想像以上に難航してしまい、 あっという間に期限の最終日を迎えました。 会議中、悩みに悩んだのですが、決めることができません。 「家に帰るまで時間を下さい」と会議を後にしました。

締め切りまで2時間を切りました。

早く決めないと計画の遅れが生じます しかし、この決定はトロピカル王国物語のイメージそのもの、 大変重要なものです。

残り時間30分・・・家に到着。

リビングでは、 当時6歳と4歳の娘達が、ご飯を食べていました。 元気な笑顔で迎えてくれます。

ふと、横のテーブルを見てみると、 たくさんの絵本が並んでいます。

「今日、図書館で面白そうな絵本をたくさん借りてきたんだよ」 娘達が嬉しそうに説明してくれました。 その中に、見たことがある絵本がありました。 「はらぺこあおむし」です。 私も小さい頃に読んだ事のある絵本。 「あれ、この絵本、お父さんが子供の頃に人気があった絵本だよ」 「まだ、人気あるの?」 「お父さん、この絵本は、とても人気があるよ!」 「やっと借りる事ができたんだよ」

その時、 はっと気づきました。

「絵本は古くならない」

絵本は、時代の流行り廃れに左右されず存在し、 世代を超えて読み続けられています。 つまり、絵本の「古くならない」という特殊能力に気づいたのです。



さて、企業経営において、企業自体は歳をとりませんが、 経営者をはじめ建物や商品やデザインに至るまで全て古くなっていきます。

企業経営において、この古くなるという事への対策は、 永遠のテーマと言ってもいいほどの大きな問題です。

その問題に対し、 「古くならない」という特殊能力があるのなら、 それを使わない手はありません。

迷いは一瞬で消え、 トロピカル王国物語のキャラクターは「絵本風」に決まりました。

その特殊能力のおかげで、 2021年の今でも、園内はその暖かさに包まれております。



最後に、 実は・・・、 家に帰る途中、ポケモン風イメージで行こうと決意し、メンバーに連絡しました。

選んだ理由は、流行っているからという安易なものでした。 しかし、それは見抜かれ、強く強く再考を促されました。

その後、偶然にも子供達が借り得てきた絵本「はらぺこあおむし」と出会い、 絵本の世界に決定しました。 制作メンバーを始め家族やたくさんの方々に何度も助けてもらいました。 トロピカル王国物語は、家族やチームに支えられて生まれてきた物語です。

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