note/安里博樹より トロピカル王国物語の制作で気をつけていること。思いついた新しいアイデア。それによって何倍にも跳ねることはない。ただ着実に+1になるということ。それをコツコツ積み重ねること。
- okinawafruitsland1
- 6月14日
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note/安里博樹より
沖縄フルーツランドのテーマパークのトロピカル王国物語は、2013年からスタートし、12年が経ちました。
スタート時からずっと工事は続いており、現在は王国の新しいお店「魔法の鍵屋さん」の制作が行われております。
工事の内容については、3段目に入っております。
2012年〜2018年1段目は、トロピカル王国の主要な仕掛けの制作。
2016年〜2020年2段目は、壁や天井などの造り込みです。
壁や天井などを利用した圧迫感や暗さの造り込みは、技をかける前の崩しのようなものとなり、仕掛けの前に設置するとより効果が高くなります。
2020年〜現在現在は、トロピカル王国の街づくりです。
武器や道具や宿屋などが登場。中には仕掛けが取り付けられており、ますます王国の世界観が強化されました。
お客様の滞在時間も2時間を超えるようになってきました。
さて、仕掛けを考えるあたり、時々「これはすごいアイデアだ!!」というものが思い浮かぶことがあります。
早速、意気揚々と仕掛けを造ります。 そして、お客様へのお披露目。
ドキドキワクワクしながら反応をみてみます。
あれ??お客様の反応が思ったよりなく、がっかりすることが多々あります。
王国物語を制作当初、お客様の反応はなぜもっと跳ねないのだろうと不思議でした。
しかし、それを重ねていくうちに、こう考えるようになりました。
新しいアイデアだ!すごいアイデアだ!と思っても、それが何倍にも跳ねることはない。
しかし、着実に+1にはなる。それらをコツコツと積み重ねて山にすればいい。
それ以降、前向きに小さなアイデアもどんどん取り入れるようになりました。
新たな仕掛けが完成すると、すぐに次の制作に入ります。
なので、次のアイデアもそれまでに出さないといけません。
ちょっとしたクスッとするアイデアでも良い、コツコツと着実に+1を積み重ね、子供達が飛び跳ねる絵本の世界を創り上げていきます。

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