マイナスの言葉よりプラスの言葉・・・。素直にそう感じた出来事。【ファミリービジネス】note/沖縄フルーツランド 安里博樹より
- okinawafruitsland1

- 2022年1月11日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年9月19日
今回は、約30年ほど前、私が高校生の頃のお話です。 当時のフルーツランドのピークは、 10月〜12月の団体旅行シーズンでした。
特に料飲部における昼食のお客様は、 少なくても450名、 多い時では、 なんと!2,000名の日が続きました。
朝早くから準備開始、 お昼時間に間に合うか毎日ギリギリです。
何とか間に合ったとホッとしているのも束の間、 お客様の対応が始まり、 その後は、後片付けと明日の準備が始まります。
当時高校生だった私も戦力として手伝いをしておりました。 とにかく、その忙しさを経験すると、 学校の方がどれほど恵まれているか、 仕事はどれだけ大変かを実感しておりました。
さて、 そんな忙しさに追われていたある日の出来事です。
その日も、準備に追われていました。 12:00時にはお客様が一気にご来店します。 間に合うかどうかの瀬戸際です。
11:55分、 当時の社長(父)が、レストランに上がってきました。 間に合うかどうか心配になり、声をかけにきたのです。
「大丈夫か、間に合いそうか?」
心配そうな顔で話しかけてきました。
私は、忙しさに加え若さもあり、こう答えてしまいました。
「わかるか!!大変なのは見ればわかるだろ!」
次の瞬間・・・、
皆の前で、思いっきり注意されました。
私も周りのスタッフさんもビックリ!!
そして、こう言われました。
「大変や疲れたというマイナスの言葉は、人を引っ張ってしまう。」
「お前が疲れた顔や態度をとったり、疲れたというマイナスの言葉を発すると、皆を引っ張ってしまい、余計に疲れさせてしまう」
「忙しいのはみんな一緒、だから、マイナスの言葉を使ってはいけない!」
「プラスの言葉で、皆をプラスの方向へ引っ張れるような人間になりなさい!」
と言われたのです。
正直・・・、 「なるほど!」と思いました。
「疲れた」や「大変」という言葉を使うと疲れが増す気がします。 マイナスの言葉は、伝染力があり、 他の人を悪い方向性に引きずり込んでしまいます。
それからは、 仕事中、どんなに忙しくてもマイナスの言葉は、 使わないよう心がけました。
あの時、あの現場で注意されているからこそ、 不思議なくらいスーっと納得したのでしょう。 小さい頃から手伝いと称しての仕事でしたが、 今になると大切な経験だったと実感します。
今と昔を比べると、 仕事のスタイルは大きく異なりますが、 大切な事は変わらないと思います。 私も次世代の子供達に伝えていきたいと思います。
note/安里博樹










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